上田浩之スタッフ☆ロングインタビュ-【前編】  ~一番大変で一番大切なのは”心のベクトルを合わせること”~ インドネシアの共育現場から

現在、愛媛トヨタが取り組んでいるインドネシアでの自動車整備士指導者
養成プロジェクトにインストラクタ-として参画している上田浩之スタッフ。
先日、5ヶ月ぶりに帰国し、元気な顔を見せてくれました♪
帰国中も各所への報告など多忙な上田スタッフでしたが、
今回ロングインタビュ-を敢行いたしました!!!
前編・後編にわけて発信させていただきます^^

 


Q.インドネシアへの技術支援プロジェクトへの参画は2回目だよね。
2012年にはじめて参画を決意したきっかけは?

 
A.プロジェクトには、迷いなく手を挙げました。
エンジニアとしてやりがいを感じていたものの、
「このままじゃいかん。何かやらんと。」みたいな思いがあって、
当時は興味をもてることを片っ端からやってました(笑)
そんな中、外国人の友だちも増えて、交流をする中で、
東南アジア地域に興味をもつようになって。
何より自分自身の変化や成長を強く求めていたことが
インドネシアへのチャレンジに繋がったと思います。

 

Q.話は少し坂戻るけどエンジニアになろうと思ったのはいつから?

A.高校卒業後に関西自動車整備専門学校(現:トヨタ神戸自動車大学校)
進学したので、高校時代ですね。正直、クルマが大好きで
こだわっていたというわけではありませんでした。
大学に行くための勉強をするよりも、機械をさわるほうがいいな~という
思いで工業高校に入って。
その後、進路を考える時には「人に喜ばれる仕事に就きたい」という思いが
はっきりありましたね。
そして、機械の分解や組立てが好きだったこと・自動車の将来性を感じたことで、
「よし!エンジニアになろう!」と思いました。

 

 

Q.現在のインスタラクタ-としての役割について聞かせて下さい。

A. プロジェクト名にもあるように自動車整備士指導者を養成することです。
インドネシアは自動車が急激に普及していますが、一方で整備士不足・整備不良に
よる事故の増加という課題があって。
インストラクタ-として、そうした課題解決に貢献することが役割ですね。
そのために、シラバスを考えたり、授業をしたり、生徒とのコミュニケ-ションを
大切にするといった日常があると思っています。

 

Q.インストラクタ-として派遣されて約5ヶ月。一番大変だと思うことは?

A.そうですね。皆の心のベクトルを合わせるということでしょうか。
ものすごく大変で、ものすごく大切。
そこがバラバラだと、行動もバラバラになりますから。例えば、
「整備士として一流になりたい!日本の職業文化の良いところを学びたい!」と
口では言っていても、本当に心が向いてなければ、イヤホンで音楽聴きながら
授業に出たり、ゴミを校内に捨てたり…と行動が伴わない。
「何のために学ぶのか?」という意識ですよね。言葉として伝えたから伝わるものではないですから。
一人ひとりが自分自身で考えて自分で行動を変えていけるように、時には
直接問いかけたり、カリキュラムを工夫したり、いかに自主性をもって成長していけるか、
そのためにどうしたらいいか…
本当にそのことばかり考えていた5ヶ月と言っても過言ではないですね。

 


Q.国や文化が違っても大切なことは共通している感じだね。

A.まさに!
愛媛トヨタの現場で学んだことと共通していますね。
「自ら考え、発言し、行動し、反省する」インストラクタ-として、
一番大切にしていることの一つです。担当するカリキュラムの3つの柱は、
自動車の専門分野・日本語・ソフトスキル。
ソフトスキルでは5S・リ-ダ-シップ・プレゼンテ-ションなどがありますが、
PDCAサイクルを自分たちで回す経験をしながらこれらを学んでいきます。
授業開始当初は「学校内を歩き回って、とにかく気になることをピックアップ。
どのように改善していくか考えよう」というテーマに取り組んだりしましたよ。

 
JICA草の根技術協力事業「南スラウェシ州バンタエン県バンタエン職業訓練校における自動車整備士指導者養成プロジェクト」
愛媛トヨタとインドネシアの交流の歩み

 

【後編に続く】

 

 

和泉


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